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フランス ミディ・ピレネー地方へ! その24 (サン・ピエール修道院@モワサック Ⅰ) [海外@仏 ミディ・ピレネー2016秋]

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まず回廊から見学です。


修道院でもらった説明書によると、修道院の起源は、カロリング王朝の9世紀に遡るそうですが、
11世紀、中世においてもっとも勢力のあったクリュニー修道院による修道院改革があり、
1047年に クリュニーから来た修道士(のちにトゥールーズの司祭)がモワサックの修道院長となり、
修道院の教会が再建され、40年たった1100年に回廊がロマネスク様式で完成したそうです。
柱頭は石灰岩で彫刻され, 円柱は大理石で造られたそうです。


また、モワサックは、ユネスコの世界遺産に登録されているサンティアゴ・デ・コンポステーラ街道(巡礼路)の
ル・ピュイの道の巡礼地のひとつとなっています。(四国のお遍路さんのキリスト教版のようなものでしょうか?)



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向かって左側は聖アンドリュー、右側は聖フィリップ。


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この回廊は世界中の回廊の中でも最も古いもののひとつであり、柱頭が全部で76本あり、
そのうち46本が、聖書からの引用や場面、聖人の生涯、30本が葉っぱなどを装飾したものだそうです。

修道院で貰った説明書には柱頭に番号がふってあり、彫刻について短い説明が記載されていたのですが、
大聖堂の内部の柱頭の彫刻であったヴェズレーやオータンで見たものに比べ、
モワサックのものは屋外の回廊に施されたものであるので損傷が激しかったように思いました。
(一応写真は順番に撮っていったのですが、照らし合わせる???というのもあるので
恐らくそうだろうと思われるもののみ名前を書いておきます)



bIMG_3455アブラハムの犠牲.JPG



Glorification of the cross


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Acanthus leaves (アカンサス(ハアザミ)の葉っぱ。)


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Birds in combat


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Daniel in the lion's den;the Good Tiding brought to the shepherds


bIMG_3461-5 ライオンの巣のダニエル.JPG



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中庭の緑の絨毯の美しさに思わず見とれました。


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Palms(ヤシ)


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bIMG_3469 10.JPGbIMG_3470-10.JPG





bIMG_3472.JPGbIMG_3473.JPGbIMG_3471.JPG



Coronation of David by the prophet Samuel


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Rampant plant decoration (はびこった植物の装飾?)


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柱頭の彫刻、狭いスペースの中で聖書の場面を表現する素晴らしさに
ついつい見入ってしまいます。人物の顔もシンプルなのですが表情もあるところが凄いです
植物や動物、この世に存在しない怪物や怪獣もあって興味深いです。


柱頭の彫刻は、次回もご紹介する予定です。




(2016年9月8日午後@モワサック)






<おまけ>


行こうと思っていた日に靴の底が剥がれてしまって行けなかったミュシャ展ですが、
会期の終了が6月5日と迫ってきてしまい、木曜日の午後、半休を取って行って来ました。


bIMG_0002ミュシャ.jpgbIMG_0001エルミタージュ.jpg


あと10日程ということもあってか、平日の午後というのに大混雑、入場まで40分待ち。
会場は国立新美術館の2階だったのですが、行列は1階の外まで延びていました。
新美術館何回も来ていますが、こんな行列は初めてでした。
会場内も、大きな作品を展示しているためスペース的には広いのですが、かなり混雑していました。


今回は日本で開催される展覧会では珍しく写真撮影可の作品もあって、私も撮ってきました。(iPad mini)


ミュシャの作品はプラハに行った時にミュシャの美術館に行き↑チラシの絵のようなポスターのものは見たのですが、
「スラヴ叙事詩」は見ていなかったので、是非見たいと思っていたのです。
全20作ですが、ミュシャ(ムハ)のスラヴ愛を強く感じました。


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グッズ売り場のレジを待つ行列が凄いので、グッズを買うのを諦めました。

会場から出てくると、展覧会に入る列は短くなり、約10分待ちとなっていたので、展覧会終了まであと約1週間、
これから見に行かれる方は、午後2時過ぎ頃よりも夕方4時過ぎに行かれた方が
スムーズにご覧になれるかもしれないです。


このあと、六本木ヒルズで、大エルミタージュ展も見てきました。
平日限定でエカテリーナ2世の絵だけ撮影可になっていたので、これも撮ってきました。


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エルミタージュ美術館、一度は行ってみたいですね。
会場内で放映されていたビデオを見て、より一層行きたくなりました。
中で展示されている作品はもちろんなのですが、建物に非常に興味があります。


大エルミタージュ展も6月18日までですので、興味のある方はお急ぎ下さいね。



(2017年5月25日@六本木)



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コメント 27

hanamura

東京の美術館、博物館は、あきらめて、
地方開催が有れば、名古屋でも、福岡でも、
それ以前に、ネット情報で完結しそう。
◎◎展ビジネスは、瀬戸際なのかもしれない。
by hanamura (2017-05-27 07:59) 

ぼんさん

見事な彫刻と歴史の重みに圧倒されますね(^^)
by ぼんさん (2017-05-27 10:34) 

nachic

最近は、写真撮影可の場所も作っているのですね。みんなバシバシ撮っているので、びっくりしました。
スラブ叙事詩は、私も行ってきました。現物は思ってたより大きく、非常に薄い色合いで、独特の空気感がありましたね。
展覧会会場で置いていたカタログは、ポスター画も、スラブ叙事詩も、同じ強い色調で印刷されており、作者の意図をまるで理解していない印刷業者なのかなと思い、空いていた一階で、見た印象に近い解説書を買いました。写真は主観が入りますね。
by nachic (2017-05-27 12:19) 

こんちゃん

うまく言葉に表せないスゴさです。
昔ってこんなに美術展が人気でしたっけ?
昔より有名なものが見られるようになったということでしょうか。
by こんちゃん (2017-05-27 12:22) 

mamii

柱の周りの彫刻が素晴らしいと思います。
by mamii (2017-05-27 16:22) 

koh925

回廊の彫刻、一つ一つが素晴らしいですね
モンサンミッシェルにも回廊が有りましたが
このような彫刻はなかったように思います

by koh925 (2017-05-27 16:34) 

ふにゃいの

回廊、いいですね。
彫刻のひとつひとつが
興味深いです。
ミュシャ展、このあいだ2回目に行ってきました。
やはり最初よりもとても混んでました^^;
by ふにゃいの (2017-05-27 16:36) 

YAP

海外の博物館や美術館は、展示物だけでなく、箱となっている建物自体も貴重で見る価値があるものが多いですよね。
こうして海外の作品が日本の美術館に貸し出しされて見ることができる機会はありますが、建物だけは現地に行かないとその良さを体験することはできないですね。
by YAP (2017-05-27 17:56) 

テリー

柱頭の彫刻、じっくり、見て、写真も撮影したいですね。
ツアー旅行だと無理ですが、さすが、個人旅行、撮影できて、良かったですね。
by テリー (2017-05-27 19:22) 

sheri

ミュシャ展、行かれたんですね。
そんなに混んでいたとは。
私が行ったのは土曜日でしたが、そこまで混んでいなかったです。

そして回廊!いいですね~
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼者だけがタダで飲めるワインが巡礼地のどこかにあるってTVで言ってました。そこだけ気になります。(笑)
by sheri (2017-05-27 20:35) 

hrd

回廊の柱頭素晴らしい作品ですね\(◎o◎)/!
製作方法や道具など当時の様子が知りたいです。
by hrd (2017-05-28 07:38) 

ひろし

ここの彫刻は力強い感じではなく、繊細な感じですね。
細部まで丁寧に彫られているのが分かります。

写真展はしょっちゅう行ってますが、美術展は・・・行かないな~
違うジャンルも見て勉強しないと・・・

by ひろし (2017-05-28 07:45) 

takenoko

回廊の写真は天気が良いと、回廊と外の明暗差があり難しいですね。
by takenoko (2017-05-28 10:10) 

ソニックマイヅル

こんにちは。今日は朝からイベントに出かけていました。建物の一つ一つが本当に細かな仕事をされていますね。これは建築に相当な日数がかかっていると思っています。^^;
by ソニックマイヅル (2017-05-28 17:39) 

水郷楽人

回廊、洋風でも和風でもその時代の文化の影響を理解するには良い文化財ですね。
by 水郷楽人 (2017-05-28 19:40) 

kou

暗い回廊から中庭の光が差し込む様子は独特の雰囲気がありますね。
エルミタージュ美術館にもし行かれることがあるなら、本館や新館など全部回るなら4時間くらいは鑑賞できる日程にされることをお勧めします。
by kou (2017-05-28 22:42) 

Loby

サン・ピエール修道院ですか。
”デザイン的にアルハアンブラ宮殿に似ているな..”
と思ったら、時期的にあまり変わらないことがわかりました。
さすが超古いだけあって、一つ一つの柱にも歴史があるのですね。
たいへん興味深いです。
by Loby (2017-05-29 07:57) 

旅爺さん

この修道院は中も一周して見ました、実に素晴しいですね。
エルミタージュ美術館もみましたが写真を見ないとどんなだったか思い出せません、いろんな美術館が頭の中でカクテルになってるんです。
by 旅爺さん (2017-05-29 09:26) 

kuwachan

皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。

♪hanamuraさん
今回のミュシャのスラブ叙事詩は作品はハンパなく大きいので
展示できる美術館も限られるだろうなとは思いますが
展覧会関係は東京にどうしても集中してしまいますよね。
私は恩恵に預かっている方なのであまり言えませんが(^^ゞ


♪ぼんさんさん
そうですね。
約1世紀ですからね。重みが違います。


♪nachicさん
西洋美術館や東博の常設展は撮影ができたと思います。
日本で開催された海外の美術館が所蔵する作品の展覧会で撮影可だったのは
このミュシャ展が私は初めてでした。
ただ、禁止されているのにフラッシュを光らせたり、動画を撮って方がいて
係員にかなり注意されていましたね。


♪こんちゃんさん
私は観に行きませんでしたが、以前、モナリザが来た時は凄い人でニュースになっていましたね。
昔は私も今ほど行っていなかったので分かりませんが(^^ゞ
確かに有名な作品を貸し出してくれる美術館が増えたように思います.


♪mamiiさん
柱頭の彫刻見るたびにその素晴らしさに感嘆します。


♪koh925さん
回廊に柱頭に必ずしも彫刻があるわけではなく
ロマネスクの時代に多かったようです。
ウィキペディアは見た所モンサンミッシェルは
百年戦争後に破壊され再建されたそうですから
それ以前の回廊には彫刻があったかもしれないですよ^^

by kuwachan (2017-05-29 13:07) 

kuwachan

♪ふにゃいのさん
回廊はそれ自体だけでも雰囲気が好きなのですが
彫刻があると見入ってしまいます。

展覧会はやはり前半が狙い目ですよね。
ミュシャ展、グッズ売り場のレジが凄い人で
欲しい物もあったのですが諦めました。


♪YAPさん
そうなんですよね。
展示物はもちろんもう素晴らしいものがたくさんなのですが
特に海外の場合。建物自体が歴史ある建物を利用していることが多く、
それが楽しみだったりします。


♪テリーさん
最初の予定では、帰る列車を1本早くしようかと思っていたのですが
遅くしておいてよかったです。時間を気にせずゆっくりと楽しめました。
これが個人旅行の良さですね。


♪sheriさん
はい、やっと行ってきました。
この日を逃すともう行けそうになかったので
思い切って休みを取りました。
そうでしたか。早目に行くのが一番ですね。

回廊はやっぱり外せないです。
あると必ず見たくなります。
え~ワインが無料で!チェックしてみます(笑)


♪hrdさん
柱頭の彫刻には何度見ても惹きつけられますし
どこどこにあると聞くと見に行きたくなります^^
ロマネスクの彫刻の場合は大体10世紀末から12世紀ですので
原始的なノミとか金槌なんかじゃないかなと思いますが
器具の展示があるといいですよね。


♪ひろしさん
ロマネスクの彫刻は丸みがあって優しい雰囲気があります。
それでいて、怪物だったり、グロテスクな場面だったりと
そういうギャップがまた興味深いところなんです。

by kuwachan (2017-05-29 13:15) 

kuwachan

♪takenokoさん
そうなんですよ。
回廊の方を明るくしてしまうと中庭が白とびしてしまいまい
中庭に合わせると回廊が真っ暗(>_<)
部屋の中から外を写すのと同じ状態ですね(^^ゞ


♪ソニックマイヅルさん
お疲れ様でした。
現代まで残っている古い建物は凄い物ばかりですよね。


♪水郷楽人さん
確かに回廊には独特の雰囲気があり
それぞれの文化が反映されているかもしれないですね。


♪kouさん
エルミタージュに行くことがあるなら、やっぱり丸1日は掛けたいですね。
疲れ切ってしまいそうですが(笑)
行けるかな~(^^ゞ


♪Lobyさん
アルハンブラ宮殿はまだ行ったことがないので分かりませんでしたが
なるほど~似ている雰囲気があるのですね。非常に興味深いところがあります。
地域的に現代では国は違いますが、そう遠くない場所ですし
その当時は同じ勢力範囲だったのかもしれないですね。


♪旅爺さんさん
回廊を見た後に教会の方にも行ってみましたが(後日記事にします)
素晴らしかったです。
私もカクテル状態になる位あちこちの美術館に行ってみたいです。

by kuwachan (2017-05-29 13:16) 

あおたけ

修道院の回廊の見事な彫刻柱。
76本それぞれの柱に味わいと趣きがあって、
これは見ごたえありますね〜。
まさに美術品を見て回るようです (^^)。
聖書の物語を題材にした宗教画だけでなく、
きっと植物にも宗教的な意味があるのでしょうね。

by あおたけ (2017-05-29 17:43) 

kuwachan

♪あおたけさん
ここはガイドブックを見て訪ねたのですが、
見応えがあり訪ねた甲斐がありました。
76本ひとつひとつ違う図柄というのも凄いですし、
完璧な形ではなく損傷があるからこそかえって
経てきた歴史感じさせてくれるように見えました。
by kuwachan (2017-05-29 20:29) 

八犬伝

ヨーロッパの宗教施設は、造りそのもので
権威を象徴していますよね。
このように彫刻が施されているものもあれば、金装飾などで飾るところもありますしね。
by 八犬伝 (2017-05-29 20:42) 

viviane

こちらこそご訪問・コメントを有り難う御座いました
76本の回廊もですが、ミュシャの作品!素晴らしいですね
エルミタージュ美術館は私も一度は訪れてみたい美術館です
ヨーロッパは今までも全て個人旅行なので、時間に追われる事なく気ままに回っています
前々日のドゥオモで筋肉痛だったので^^斜塔の登りは(余りの行列もあり)諦めました
by viviane (2017-05-29 21:35) 

Jetstream

柱のデコレーションが素晴らしいですね。 
エルミタージュ美術館、幸運にも10年くらい前行く機会ありました。
お客様の招待で日本語のガイドまでつけて戴きました。 混んでなくてゆっくりとみることが出来ました。
機会あればぜひ!
by Jetstream (2017-05-29 22:20) 

kuwachan

♪八犬伝さん
そうですね。
その当時の宗教の影響力の強さを表している
ようなものかもしれないですね。
ロマネスクの時代は石の彫刻がほとんどです。
金装飾と言えばポルトガルですね。
眩いほど素晴らしかったです。


♪vivianeさん
再訪ありがとうございます。
ミュシャはプラハに行った時に美術館へ行って見ていたので
今回の展覧会は是非行きたいなと思っていました。
ヨーロッパすべて個人旅行で回られているのですか?
それは羨ましい限りです。
ひとりだとついついツアーに頼ってしまいます。


♪Jetstreamさん
ロマネスクの時代のものは派手さはありませんが
緻密でありながら、素朴なところがいいです。
エルミタージュを客様のご招待で、それも日本語ガイド付き。
ゆっくりとご覧になれてよかったですね。
私もいつか・・・と思っています^^

by kuwachan (2017-05-29 23:20) 

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